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こだわりのあるオリジナルプレイマットを作成すれば、他者との差別化もできるため、昨今ではカードゲーム愛好家にとって自己表現にもなっているアイテムです。しかし、初めてオリジナルプレイマットを作る場合は、失敗は避けたいものですね。
そこで今回は、オリジナルプレイマット作成の初心者が失敗しないための、業界の知見と最新情報をもとにご紹介いたします。
素材選びやデザイン制作のヒントも網羅して解説していきます。
プレイマットの素材選びの落とし穴に注意

プレイマットを作る際に重要なのが素材選びです。手触りや使い心地だけでなく、プリントの仕上がりにも左右されます。
表面に使われる素材を理解していない
プレイマットで使われる素材には、主にポリエステルと合成紙の2種類があり、用途別に使い分けられます。業者によっても使っている素材が違いますが、用途に合ったものを選び注文する必要があります。
◆ポリエステル製・ラバーマット

- ・表面が滑らかでカード操作がしやすい
- ・昇華転写印刷で色の発色が良い
- ・裏面はゴムラバー製で滑り止めに優れている
- ・厚みがあり長時間の使用でも手が痛くなりにくい
◆合成紙のプレイマット

- ・紙に防水性のあるラミネート加工を行うため破れにくい
- ・手頃な価格で作れる
- ・厚みがないため、軽量で持ち運びやすい
- ・湿度や保管状況によって、反りが発生しやすい
- ・裏面はゴムが無いため安定感にやや欠ける
◆比較すると?
価格を抑えたい方は、合成紙のプレイマットがコストパフォーマンスも良く適していますが、薄く、裏面にゴムシートがないため、使い心地を重視したい方は厚みのあるポリエステル製がおすすめです。その他、手触りやプレイスタイルなどから素材選びをしてみましょう。
裏面に使われる素材の重要性を無視している
オリジナルプレイマットを注文する際は、裏面にゴムシートが付いているか確認しましょう。使われるゴムシートは天然ゴムが基本となりますが、摩擦により滑り止めの効果があります。しかし、床面の相性によりその特性は違う効果を示します。

◆ ガラスの上
- ・細かな凹凸がガラスにしっかり吸着している
- ・水に濡れた状態は滑りやすくなる
◆ フローリングの上
- ・静電気から防いでくれる
- ・時間が経つと滑りやすくなってくる
◆ 畳の上
- ・通気性があり相性が良い
- ・重すぎると畳に跡が付きやすい
◆ 布の上
- ・素材との相性で摩擦が起きにくく滑る
- ・静電気が発生しやすい
厚みやサイズ感のチェックをしていない
プレイマットの厚みやサイズはどうでも良いと思っていませんか?実は、プレイマットには基準の大きさや厚みがあり、それがプレイのしやすさを左右しているんです。
- ・厚み:平均 2〜3mm
- ・大きさ:平均 600mm x 350mm

ゲームによってはプレイマットの規定サイズが設けられている場合があるので、事前の確認を行うのがポイントです。また、頻繁にプレイするメンバーが決まっているなら、仲間でサイズを揃えて制作するのがおすすめです。
プレイマットのデザイン制作で失敗しやすいポイント

せっかく作るなら満足のいくプレイマットを作りたいですよね。
そのためにも失敗しないためのポイントを確認しておきましょう。
解像度や画像サイズがずれている

画像の解像度やサイズを間違えて作ってしまうと、思った通りのプレイマットに仕上がりません。よくある失敗は、解像度を間違えてプリントしてしまい、デザインがぼやけてしまうことです。デザイン画像は解像度300dpi以上に設定しておきましょう。また、大きさを間違えると印刷時に見切れてしまいます。業者によってサイズも違うので、デザインをする前にプレイマットを作ってくれる業者選びをして、大きさを確認しましょう。
色味が思っていたのと違う

画面で見る色とプリントされた色は異なります。オリジナルデザインを作る際は、プリントされた時と同じ色味になるようにカラーモードをCMYKに設定しておきましょう。間違えてRBG設定にすると、鮮明な色味でプリントできません。業者によっては自動的にCMYK設定に変更されてしまい、完成品の色が思っていた色味と全然違う!といったトラブルにもなります。
著作権についての知識がない

著作権は違反すると大きなリスクに繋がります。知識がないままプレイマットの作成を行なってしまうと、トラブルになりかねません。
さらに、著作権のあるキャラクターを創作する際、改変要素が30%以上必要などと程度がわかりにくく、素人では判断がつきません。キャラクターなど著作権のリスクがある場合は、安全のために原作の利用規約を確認しましょう。
プレイマットの印刷や加工の注意事項

注意事項を把握しておくだけで、失敗しないプレイマットを作る事ができます。
こちらでは、出来上がりに一番違いが出てくるポイントについて紹介していきます。
印刷の品質

自作でプレイマットを作るときに失敗しやすいポイントは印刷です。価格的にも自作の方が安く済むかもしれませんが、家庭用のプリンターやアイロンで転写する際、掠れたり細かい部分が潰れるなどといった問題が発生します。
綺麗にデザインをプレイマットにプリントしたいなら、信頼できる業者に依頼すれば、細かい描写も鮮明に表現してくれるでしょう。結果的に失敗もなく価格的にも安価で済みます。
加工のクオリティ

プレイマットのデザインをする際は、画像自体の加工が必要になります。
デザインの画像を作成した際に、トンボ(塗りたしと余白)を作らずに入稿すると、印刷の工程で見切れてしまいます。また、ファイル形式を間違えて入稿すると訂正が入ってしまいます。入稿する際は「トンボの有無」と、「推奨ファイル形式」を確認しましょう。
業者の技術

オリジナルプレイマットを作成している業者の印刷技術は日々発展しています。そのため、業者選びをする際は、技術においての口コミ評価や実績を確認しましょう。また、サンプル(見本)を確認できる業者もあります。複数のオリジナルプレイマットを作成する際は、プリントの仕上がりや肌触りなどを確認するためにも、気になった業者からサンプルを取寄せすることをお勧めします。
▶オリジナルグッズマーケットでプレイマットのサンプル(見本)を注文する
注文時に失敗してしまう

あとは注文するだけなのに、注文する時に見落としてしまう失敗しやすいポイントがあります。
仕様確認を怠っている

業者によってサイズや入稿方法は違います。オリジナルプレイマットのサイズに大きな違いはないものの、業者によって数センチ単位の違いがあるため、デザインを決める際にはプレイマットの大きさを確認しましょう。また、業者によっては使っている素材が違います。思っていた素材と違っていた!といったトラブルがないよう、製品仕様をしっかりと確認してから注文しましょう。
校正をしていない

オリジナルプレイマットをたくさん制作しようと考えているなら、注文前に1枚だけ校正(試作)を作って出来上がりの確認をしましょう。サンプルを利用することで価格がアップしてしまいますが、出来上がりのチェックを怠ると失敗に繋がります。プレイマットのプリントの仕上がりや肌触り、プレイのしやすさなどをチェックするためにも校正(試作)は重要です。
納期のトラブルの発生業者

オリジナルプレイマットの業者選びは重要です。オリジナルグッズを制作している業績や口コミの評価を確認してみましょう。信頼のない業者に依頼してしまうと、納期が遅れた際やデザインミスがあった時に、大きなトラブルとなってしまいます。評判の良い業者は信頼性があり、安心してオリジナルプレイマットを作ることができます。
オリジナルプレイマット作成を成功させるには

成功させる方法やポイントも把握して、満足のできるオリジナルプレイマットを作りましょう。
デザイン案を絞る

オリジナルプレイマットを作るには、まずデザイン案を決めることが重要です。手書きでも構わないので、スケッチをして全体のイメージを掴んでいきましょう。色の配色や大きさに合ったデザインを視覚的に確認することができます。
目的と用途は明確にする

オリジナルプレイマットを何に使うのか、目的と用途を明確にすることが成功の鍵です。カードゲーム用であれば、カードを置くスペースや滑り止めがしっかりしているのか、デスク用であれば汚れ防止機能や耐久性がしっかりしているのか、目的がわかれば素材選びにもしやすくなります。また、キャラクターや写真を美しくプリントする際にも、大きさやサイズ選びに影響していきます。
業者選びをする

信頼できる業者でプレイマットを注文することは重要です。オリジナルプレイマットを初めて作るなら、しっかりとコミュニケーションが取れる業者だと、必要なノウハウを理解しながら作業を進めていくことができて安心です。また、プレイマットの価格や品質においても、口コミ評価や業績で確認しておきましょう。
デザインで失敗しないツール

初めてのデザインで戸惑っている方におすすめの使いやすいツールや画像素材を紹介していきます。
初心者でも簡単にデザインができる
オリジナルプレイマットを初めて作るなら、デザインをする際不安になりますよね。そこで、デザイン初心者でも簡単に使えるツールを紹介します。
- Canva
- ・様々なテンプレートが充実していて、操作もドラッグ&ドロップで簡単
- Adobe Express
- ・プロ向けの機能を初心者向けに簡略化させているため操作が簡単
- ・業者のツール:業者によってはオリジナルのデザインツールを提供しているところがある
フリー素材を使う
オリジナルプレイマットに既存のキャラクターを使ってしまうと、著作権の問題が発生しリスクが高いです。そのため、初心者ならまずは著作権フリーのイラストや写真が使えるサイトを利用しましょう。
テンプレートを使う
オリジナルプレイマットを作る際は、サイズ感を把握する必要があります。例えば、350mm x 600mm、 300mm x 550mmなど微妙に大きさが違います。業者によって大きさごとにテンプレートが用意されているので、必ず利用しましょう。
まとめ

今回は、初めてオリジナルプレイマットの制作を考えている人でも、失敗しないためのポイントをご紹介しました。
まずは、作り方のノウハウを理解するためにも、プロの業者に相談してみるのがおすすめです。素材やプリント方法など、初心者だとわからない事ばかりです。せっかく作るなら、完成度の高いプレイマットを作りましょう。
初めてでも完成度の高いオリジナルプレイマットを完成させるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
オリジナルプレイマット作成を失敗したくないならケイオーにおまかせください!

オリジナルプレイマット作成で失敗を防ぎたいなら、ケイオーにおまかせください!ケイオーのオリジナルプレイマットは、表面はカードが引っ掛かりにくいサラサラ素材のポリエステル生地を採用し、裏面は滑り止め効果のある天然ゴムを使用しています。さらに、ケイオーの昇華転写印刷技術は細かいイラストやグラデーションを美しく再現できます。
国内の自社工場だからこそ、高品質なクオリティーを守る事ができ、もちろん検品もバッチリでご安心いただけるオリジナルプレイマットを提供する事ができます。
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