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アイドルやアニメのオリジナルグッズとして人気のアクスタ(アクリルスタンド)。
しかし、アクスタに使用するデザインを作成するときは、「著作権」に注意する必要があります。
せっかく予算をかけてオリジナルアクスタを作っても、著作権を侵害していると、販売できなくなったり、トラブルに発展したりする可能性があります。そこで今回は、アクスタを作るときに気をつけたい「著作権」について解説します。
アクスタ制作で確認すべきポイントも解説しているので、ぜひ参考にして、安全にオリジナルアクスタを販売しましょう。
アクスタを作成するときに注意!「著作権」とは
デザインやアイデアを保護するためにある「著作権」。「オリジナルデザインを作成してアクスタを作るなら気にしなくていいのでは?」と考えるかもしれません。
しかし、作成したオリジナルデザインが著作権を侵害してしまう可能性もあるので、注意が必要です。まずは著作権や肖像権について理解し、お客様に喜んでもらえるオリジナルアクスタを作りましょう。
◆そもそも「著作権」とは?
著作権は、文章や楽曲、芸術作品など、創造物に発生する権利です。デザイナーや作家のように創作を仕事にしている人だけでなく、素人が趣味で創作したものにも著作権が発生します。
商標や特許とは違い、著作権は申請する必要がありません。そのため、誰でも創作した時点で著作権が発生します。著作権は次の2種類に分かれています。
- ● 著作者人格権:著作者の意思や作品の品質を保護するための権利。著作者が亡くなったら著作人格権は放棄されるが、譲ることはできない。
- ● 著作財産権:著作者の利益を守るための権利。著作者の意思で譲渡することができる。
このように、著作権は誰のどんな作品にも発生するため、オリジナルデザインを作成するときは、すでにある作品を真似したり、類似してしまったりすることがないよう、事前に確認した上でオリジナルアクスタを作成することが大切です。
[参考] オリジナルグッズ作成で著作権を侵害しないためには?「大同至高株式会社」
◆「著作権」と「肖像権」の違いは?
著作権は創作物や著作者を保護するための権利であるのに対し、肖像権は無断で撮影されたり、写真や動画を利用されたりするのを防ぐための権利です。肖像権は動物を除いて、誰もが持っている権利です。肖像権は著作権とは違い、権利を侵害したからといって、罰則が課されるわけではありません。しかし、肖像権を侵害されたことを理由に、損害賠償請求される可能性があります。
写真を使用してオリジナルアクスタを作るときは、肖像権にも注意しましょう。
◆著作権を侵害するとどうなる?
「著作権法第119条1項」では、著作権を侵害すると「十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。」と定められています。たとえば、企業が既存の創作物に酷似したオリジナルデザインを作成してアクスタを作って販売した場合、著作権の侵害にあたり、オリジナルアクスタの販売停止や、損害賠償請求の対象となることがあります。
アクスタを作成するときの6つのポイント
アクスタを作成するときは、デザインが著作権や肖像権を侵害していないかを確認するのはもちろん、予算や制作方法、サイズや品質も確認するのがおすすめです。制作業者によって取り扱っている商品や印刷方法が大きく変わることもあるので、作った後に後悔しないよう、次の6つのポイントを確認してから制作を進めてみてください。
①肖像権や著作権を侵害していないか
まず、デザインが著作権や肖像権を侵害していないかどうか確認しましょう。写真を使用している場合は、人の顔が認識できる(誰か特定できる)状態ではないか、確認する必要があります。
人物の顔が認識できる状態で写真を使用する場合は、必ず本人に許可を得てから使用してください。著作権を侵害しないようにするためには、作成したデザインと似ている創作物がないかインターネット上で確認するのがおすすめです。
GoogleChromeの場合、トップページまたはWebページを開いている状態で、作成した画像をドラッグします。右上のメニューボタン(三点リーダー)をクリックし、「Googleレンズで検索」を選択してください。
範囲を選択すると、インターネット上に似ている画像がないか検索できます。
②アクリルの品質
アクスタの仕上がりや耐久性は、使用するアクリルの品質によって大きく変わります。
海外の製造業者に注文を行う場合は、アクリルの品質管理が難しいため気をつけたいポイントです。
事前に印刷サンプルなどをもらえる業者がおすすめです。
ケイオーでは、ガラスよりも透明度が高く、耐久性に優れているクリアアクリルを採用しているので、オリジナルデザインをより鮮明に印刷できるため、美しく強度が高いアクスタを制作いたします。
また、無料カラーチャートサンプルをご用意しておりますので、アクスタを制作する前に手に取ってお確かめいただけます。
③作成したいアクリルスタンドの形状やサイズ
オリジナルグッズ制作業者によっては、制作できるアクスタのサイズや形状が異なります。イメージどおりのアクスタを制作するなら、対応しているサイズや形状を確認しておくことがポイントです。
<アクリルスタンドのサイズ>
アクスタは制作業者によってS、M、Lといったようにサイズ展開されていることがあります。キャラクターやアーティストのアクスタは10〜15cmほどのサイズで作成されることが多いです。
ケイオーでは、5cm未満から15cmのアクスタまで、ご希望のサイズに柔軟に対応いたします。5cm未満の小さなアクスタは、ガシャポンのカプセルに入れて納品することも可能です。
※ガシャポンのカプセル料金は有料です。
<アクリルスタンドの形状>
アクスタは、台座とセットになっているスタンダードな形状のほかに、さまざまなバリエーションがあります。たとえば背景が付いており、組み立て方や飾り方を自由にアレンジできるアクスタや、ペンスタンド、スマホスタンド付きのアクスタも人気です。
幅広い形状に対応している業者なら、オリジナリティのあるアクスタや、複数バリエーションのアクスタを作成することもできます。ケイオーは丁寧なカット技術でアクリルを加工することを得意としているため、お客様がご希望するデザインに合わせて柔軟に対応いたします。
<アクリルスタンドのオプション>
オプションで付属のグッズを制作できる業者なら、お客様に喜んでもらえるアクスタが作れます。ケイオーでは、アクスタにクリップで挟んで使えるフォトプロップスを作成できます。
ポーチに入れたり、キーホルダー感覚でバッグやトレカケースに着けたりして持ち歩けば、お出かけ先や推し会でキュートなアクスタの写真を撮影することができます。また、アクスタにキーホルダーチェーンを付けて、アクスタキーホルダーを作成するのもおすすめです。
④データの入稿形式
制作業者によってオリジナルデザインの入稿方法は違いますが、用意されているテンプレートをダウンロードして、デザインファイルを作成した上で入稿するのが一般的です。入稿できるファイルの形式やテンプレートが複数用意されている業者を選ぶと、スムーズに入稿できるでしょう。
また、デザインが用意できていない場合は、サイト上やアプリでデザインを作成できる業者を選ぶのも一つの方法です。ケイオーでは、アクスタのサイズごとにテンプレートをご用意しております。
余白などを設けず、枠内に画像やイラストを収めるだけでデザインデータを作成できるので、スムーズにデータ入稿して校正まで進めていただけます。
⑤価格は予算内におさまっているか
アクスタを作成するときは、サイズや形状、注文ロット数を決めて、見積もりを取ってから、制作業者を決定するのがおすすめです。というのも、注文する個数やオプション料金によって、制作費が大きく変わることがあるためです。
複数の業者に見積もりを依頼して、項目まで比較してみると、コストを抑えてオリジナルアクスタが作れます。
<注文ロット数に応じて価格が変わることがある>
オリジナルアクスタは注文ロット数が増えるほど、単価が安くなることが多いです。小ロットで作りたい場合は、1個からの作成に対応している業者もありますが、割高になる可能性があります。
ケイオーでは、1,000個以上の大ロットのご注文にも対応しているほか、注文数が増えるほど割引額が大きくなるのでお得です。
<商品のほかに制作費やオプション費用がかかることがある>
制作業者のサイトでは、1個あたりの単価が記載されているのが一般的です。しかし、なかには商品価格のほかに、別途制作費用や包装の費用がかかることも少なくありません。
商品価格だけで比較すると、結果的に制作コストが膨らむ可能性があるので、注意しましょう。ケイオーでは、商品価格に制作費用が含まれているほか、無料で透明なOPP袋に封入した状態で納品いたします。
また、ケイオーは国内の自社工場で制作を行っているため、余計なマージンがかかりません。コストを抑えてオリジナルアクスタを作成いたします。
⑥サンプル取り寄せや試作品の作成に対応しているか
生産に入る前にサンプルが取り寄せできたり、試作品の作成に対応していたりする業者なら、アクスタの素材や完成品を確認した上で注文できるから安心です。ケイオーでは、1個からサンプルをお取り寄せいただけるほか、アクスタ以外のグッズもあわせてサンプル注文していただけます。
また、試作品の作成にも対応しておりますので、完成品をご確認いただき、納得いただいた上で生産いたします。
[参考] オリジナルグッズマーケット https://originalgoods.market/request/samples
高品質なアクスタを作成するならケイオーにおまかせください!
オリジナルアクスタを作成して販売するなら、トラブルに発展しないためにも、著作権や肖像権を侵害しないように気をつける必要があります。外部にデザインを依頼する場合でも、必ず類似デザインがないか、検索などを行って確認してください。
作成したオリジナルデザインを美麗に印刷した高品質なアクスタを作るなら、作成できるアクスタの種類や価格、制作フローなども確認するのがおすすめです。ケイオーは、1978年の創業以来、オリジナル製品の製造や印刷などの加工を極めてきた技術とノウハウがあります。とくにアクリルグッズの品質には定評があり、これまで幅広い業種に渡る4,000社以上のお客様のOEM制作をサポートしてまいりました。
プロが最新の設備を使用してハイクオリティなアクスタを作成いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。