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オリジナルグッズ制作業者を選ぶときの注意点とは?著作権など制作のコツも解説

目次

    キャラクターや写真を使用してオリジナルグッズを制作するとき、「オリジナルキャラクターなら著作権の侵害にならないから大丈夫」「自社で撮影した写真なら商用利用できるから安心」と思うかもしれません。しかし、万が一トラブルに発展するのを防ぐためにも、権利関係や法律は、きちんと把握しておくと安心です。

    本記事では、企業がオリジナルグッズを制作するときに気をつけたい権利や法律の注意点制作業者を選ぶときのコツを解説します。デザインのコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

    企業がオリジナルグッズを制作するときに気をつけたい権利や法律の注意点

    企業がオリジナルグッズを制作するときに気をつけたい権利や法律の注意点は、おもに次の3つです。

    著作権 肖像権 景品表示法

    では、それぞれの権利や法律の意味や、違反した場合にどうなるのか、事例をあげて紹介します。

    著作権

    画像・テキスト・音声

    著作権は、文章や楽曲、芸術作品など、創造物に発生する権利です。
    素人やプロに関係なく、どんなオリジナル作品も、創作した時点で著作権が発生します。

    たとえば、企業が著作権のあるイラストを無断で使用してオリジナルグッズを制作した場合、著作権の侵害にあたり、オリジナルグッズの販売停止や、損害賠償請求の対象となることがあります。
    「著作権法第119条1項」によると、「十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。」とされています。

    近年では、動画の無断転載が横行しており、実際に罰則を受けた例もあります。

    肖像権

    カメラ

    肖像権は、誰もが持っている権利で、写真を勝手に使用したり、作品や商品に使われないように保護する権利です。
    肖像権は次の2種類に分かれています。

    ・プライバシー権:悪用や侵害を防ぎ、個人のプライバシーを守るための権利
    ・パブリシティ権:有名人など商業的に価値のある人物が持つ権利で、写真などを商用利用されるのを防ぐ

    たとえば、SNSなどにアップされた写真を無断で使用してオリジナルグッズや広告を制作した場合、写真に写っている人が肖像権の侵害を訴えれば、グッズ販売や広告の差し止めや賠償金を求めることができます。
    肖像権を侵害したときの賠償金は数万円〜数十万程度が一般的で、場合によっては100万円以上の賠償金の支払いを命じられることがあります。

    景品表示法

    Sale

    ノベルティを配布するときに気をつけたい注意点が、景品表示法です。
    サービスや商品の価値を偽って販売したり、過大な景品を禁止したりする法律である「景品表示法」では、ノベルティなどを含む「総付景品」の価格が定められています。

    総付景品に該当するのは、以下のような場合です。

    ・ 〇〇(商品)をお買い上げの方、先着〇名様にノベルティをプレゼントする
    ・ 集客のために来場者特典を用意する

    取引の価額が1,000円未満の場合、景品の限度額は200円未満とされており、1,000円以上の場合は取引の価額の20%までと定められています。

    権利を侵害せずにオリジナルデザインを作成するコツ

    チェックの入ったドキュメント

    著作権や肖像権を侵害しないためにも、次の3つの注意点に気をつけてオリジナルデザインを作成してみてください。

    ・人物や既存のキャラクターをデザインに使用する場合は許可を取る
    ・外部に依頼する際も必ず類似デザインがないかチェックする
    ・配色の意味やイメージにこだわってデザインを作成する

    人物や既存のキャラクターをデザインに使用する場合は許可を取る

    自社のタレントやアーティストの写真を印刷してオリジナルグッズを制作する場合、人通りがある場所で撮影した写真を使用する場合は、一般の方が写真に写り込んでいないか、入念にチェックする必要があります。
    また、キャラクターの著作権はキャラクターをプリントした素材にも発生しています。

    そのため、たとえ販売されているキャラクターの布を購入して二次加工したとしても、商品として販売することはできません。
    キャラクターとのコラボ商品などを制作したい場合は、必ず著作権を保有している会社や個人に許可を得てから使用してください。

    外部に依頼する際も必ず類似デザインがないかチェックする

    オリジナルデザインを作成する方法は、おもに次の2つに分かれます。

    ・自社内で作成:デザインの経験があるスタッフや、デザインツールが使えるスタッフが作成する
    ・外部に依頼:スキルマッチングサイトでクリエイターに依頼したり、外部のデザイン会社に依頼したりする

    ここで気をつけたい注意点が、社内で制作する場合に限らず、外部に依頼する場合も、必ず類似デザインがないかチェックすることです。
    外部のクリエイターが作成したデザインでも、既存のデザインを参考にしていたり、記憶に残っていた既存のデザインを、気づかないうちにデザインに反映してしまったりすることがないとは言い切れません。

    また、社内でデザインを作成するときも同様に、デザインに対する厳しいチェックが必要です。
    とくに、AIでオリジナルデザインを作成する場合、AIは膨大な既存のデザインを参考にしていることが多いので、生成したデザインのチェックは十分に行いましょう。

    たとえば、Google Chromeの場合、画像をGoogle Chromeの作業画面にドラッグして開き、画像を右クリックして「Googleレンズで検索」を選択すると、類似画像が検索できます。

    配色の意味やイメージにこだわってデザインを作成する

    オリジナルデザインを作成するときは、配色にも注意が必要です。
    有名企業が使用している配色は、デザインが類似していなくても、既存の企業を連想してしまうことがあるので、気をつけましょう。

    たとえば、青、白、緑の配色はコンビニのファミリーマートを連想させます。
    赤、黄色、グリーンはGoogleを連想する人が多いでしょう。

    また、年齢層や性別によって好むカラーやデザインには違いがあります。
    たとえば、若年層の女性をターゲットとするなら、ポップで明るいデザインが好まれます。

    引用元:ORIGINAL GOODS.COM

    中高年の男女をターゲットとするなら、ワインレッドやネイビー、グレーなど、落ち着いた配色が好まれます。

    グレーのAIR TRICK Tシャツ

    引用元:UP-T

    このように、アイテムだけでなく、デザインや配色もターゲットに合わせることで、グッズの販売促進につながります。

    企業がオリジナルグッズ制作業者を選ぶときの注意点

    メガホン

    オリジナルグッズを制作するときは、OEM制作ができるオリジナルグッズ制作業者に依頼するのが一般的です。
    しかし、オリジナルグッズ制作業者によって、制作できるグッズや制作方法に違いがあるほか、コストや品質が大きく変わる可能性があるので、注意が必要です。

    今回は、オリジナルグッズ制作業者を選ぶときの注意点や、選ぶ基準を紹介します。

    注意点①:商品が安い業者でも加工料が高くなる可能性がある

    コスト

    制作コストだけで制作業者を選ぶと、失敗する可能性があるので注意が必要です。
    というのも、価格が安いオリジナルグッズは、品質が確保できなかったり、別途制作費用が発生したりする可能性があるためです。

    オリジナルグッズは商品価格に制作費用が含まれているケースと、プリント代や制作費用が別料金となっているケースがあります。
    とくに印刷版を作成してオリジナルデザインを印刷する場合、デザインが増えるごとに印刷版を作成しなければいけないので、制作コストがかさんでしまいます。

    また、中には入稿したデザインデータの修正や加工にコストが発生する業者もあるので、事前に確認し、複数の業者で見積もりを取って検討するのがおすすめです。

    注意点②:ターゲットのニーズに合ったオリジナルグッズが制作できるか確認する

    ターゲットのニーズに合ったオリジナルグッズが制作できるか確認する

    ターゲットのニーズに合ったグッズを制作するなら、取り扱っているグッズの種類が多い業者や、自社と同じ業種のグッズ制作実績を持つ業者を選ぶのがおすすめです。
    また、競合と差別化した珍しいグッズを制作したいなら、加工の相談に乗ってくれる業者や、独自のオリジナルグッズが制作できる業者を選ぶのも一つの方法です。

    ケイオーでは、特許出願中の回転式オリジナル 手帳型スマホケースなど、ケイオー独自のオリジナルグッズを制作いたします。

    独自開発の回転スライド機構を採用

    また、アクリルグッズの加工方法を気軽に相談していただけるほか、包装やオプションの選択肢も豊富にご用意しております。

    注意点③:生産に入る前にサンプルや試作品制作ができるかチェック

    生産に入る前にサンプルや試作品制作ができるかチェック

    大量にオリジナルグッズやノベルティを制作する場合、生産した後にイメージとの違いや仕上がりの品質にガッカリしないよう、サンプルの取り寄せや試作品の制作ができる業者を選ぶのがおすすめです。
    ケイオーでは、複数個のサンプル取り寄せにも対応しているほか、完成品と同じクオリティの試作品を制作した後に、生産に入ることができます。
    大ロットでご注文いただける場合、注文数に応じてお得になる割引も設けており、コストを抑えたオリジナルグッズ制作を実現いたします。

    注意点④:印刷範囲や印刷方法を確認する

    印刷方法

    印刷範囲や印刷方法は、オリジナルグッズ制作業者や、商品によって異なります。
    同じグッズでも、取り扱っている業者によって全面印刷できる場合と、余白を確保して印刷する場合があるので、業者やグッズごとに印刷範囲もチェックしておきましょう。

    とくに名入れグッズはテキストやロゴなど、シンプルなデザインを限られた印刷範囲にプリントするのが一般的なので、イラストや写真をダイナミックに印刷したい場合は注意してください。
    また、複雑なイラストや写真は、印刷方法によって仕上がりが大きく変わります。
    ケイオーではもともと二次加工を得意としていることもあり、グッズごとにプロが最適な印刷方法で丁寧にプリント、加工いたします。

    注意点⑤:制作フローをチェックする

    制作フロー

    オリジナルグッズの制作フローによって、納期や制作コストが変わるので、制作業者の制作フローや流れを確認しておくのも注意点の一つです。
    たとえば、海外の工場にグッズ生産を依頼している場合、コストを抑えられる反面、完成したグッズを運搬する時間が発生してしまいます。

    国内生産の場合、運搬に時間がかからないので納期が短いほか、安全性の高いオリジナルグッズを制作できるというメリットがあります。
    ケイオーでは、国内の自社工場でオリジナルグッズの加工を行っているため、余計なマージンがかかりません。

    また、高い技術を持ったスタッフが丁寧に加工、検品しておりますので、低コストかつ高品質なオリジナルグッズを制作いたします。

    オリジナルグッズを制作するときは販促方法もあわせて検討する

    販促方法の検討

    どんなにクオリティの高いオリジナルグッズを制作しても、自社の利益にならなければ、グッズ制作の効果が実感できません。
    そのため、グッズ制作とあわせて販促方法も決めておくのがおすすめです。

    ノベルティとして配布する場合は費用対効果を意識する

    ノベルティとして配布する場合は、景品表示法に抵触しない金額で制作するのはもちろんですが、制作コストに対して効果が得られるかどうかを十分に検討してみてください。
    また、配布方法は、ターゲットや目的に合わせて選ぶのがおすすめです。

    たとえば、若年層に自社の商品やブランドを広く認知したい場合は、SNSでプレゼントキャンペーンを実施するのも一つの方法です。
    既存の顧客の客単価を増やしたい場合は、購入金額に応じたノベルティを配布するなど、ベストな方法を検討してみてください。

    公式グッズとして販売する場合はセット購入を意識する

    公式グッズとして販売する場合は、複数の商品をセットで購入してもらえるよう、制作するグッズ同士の相性を意識するのがおすすめです。

    アーティストグッズなら、アクリルペンライトとトートバッグ、スマホケースとフォンタブ、オリジナルポーチ・バッグとアクリルキーホルダーなど、関連するグッズを制作すると、セットで購入してもらえる可能性が高くなります。

    オリジナルグッズ制作ならケイオーにおまかせください!

    オリジナル グッズ

    オリジナルグッズ制作業者はたくさんありますが、お客様に満足してもらえる高品質なグッズを制作するためにも、今回紹介した注意点を参考に、業者を選んでみてください。
    ケイオーは、“お客様の笑顔のために”をモットーにオリジナルグッズ制作に取り組んでおり、業種を問わず4,000社以上のお客様からOEM制作をおまかせいただいている実績がございます。長い時間をかけて培った「モノづくり」のノウハウや加工技術を活かして、お客様のご希望に沿ったオリジナルグッズ制作をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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